TOEFL iBT完全ガイド:2026年新形式・費用・シドニー会場・目標スコア
2026年1月にTOEFLは形式と1〜6のスコア尺度を変更しました。現在のセクション、受験料、シドニーでの受験、日本の大学出願での読み方を整理します。
William
James Ruse卒(卒業当時オーストラリアトップ校)
· 一次資料に基づく制度解説
TOEFL iBTは何を測る試験か
TOEFL iBTは、大学等で必要になる英語のReading、Listening、Writing、Speakingをコンピューターで測る試験です。日本の帰国生入試・総合型選抜・英語学位プログラムでは提出対象になることが多い一方、大学・学部によってHome Edition、MyBest Score、新旧尺度の扱いが違います。まず志望方式の募集要項を確認してから受験方法を決めます。
2026年1月21日からの新形式
| セクション | 主な課題 | 目安 |
|---|---|---|
| Reading | Complete the Words、日常文、学術文章 | 50項目・30分 |
| Listening | 応答、会話、アナウンス、学術的な話 | 47項目・29分 |
| Writing | 文構築、メール、Academic Discussion | 12項目・23分 |
| Speaking | Listen and Repeat、Interview | 11項目・8分 |
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案内を含め約2時間を見込みます。ReadingとListeningは受験者の能力に合わせて適応するため、実際の問題数や時間が多少変わることがあります。休憩は予定されていません。SpeakingとWritingはAI採点と認定採点者を組み合わせます。
1〜6尺度と旧0〜120尺度
2026年1月21日以降は、4技能と総合が1〜6(0.5刻み)で表示されます。総合は4技能の平均を0.5刻みに丸めます。移行期間の2028年1月までは、0〜120相当の総合スコアも併記されます。大学が旧尺度の数字を書いていても、自己換算せず、公式スコアレポートと大学の指示に従います。
| 新尺度 | 旧総合の目安 | CEFR |
|---|---|---|
| 4.0 | 72以上 | B2 |
| 4.5 | 86以上 | B2 |
| 5.0 | 95以上 | C1 |
| 5.5 | 107以上 | C1 |
| 6.0 | 114以上 | C2 |
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費用・日程・シドニーでの受験
2026年10月確認時点で、オーストラリアのTOEFL iBT基本受験料はUS$293で、税が加算される場合があります。直前7日以内のExpress registrationはUS$49、日程変更はUS$69、追加スコア送付は1校US$29です。料金は変更されるため、支払い前にETSのAustralia選択画面で最終額を確認してください。
試験日は通年で比較的多く、ETSアカウントでSydneyを検索すると、その日に空席のある認定会場が表示されます。固定の会場名を記事に残すと変更時に誤情報になるため、予約時の公式検索を使います。Home Editionもありますが、日本の大学には受け付けない方式があります。複数校に使う予定なら、原則として会場受験の方が選択肢を広く保ちやすいでしょう。
- 01
志望方式が受け付ける形式・受験期間を確認
- 02
ETSアカウントを作成し、身分証と同じ氏名で登録
- 03
Sydneyの会場・日程を選び、必要なら無料送付先を登録
- 04
公式問題で新形式とマイク操作に慣れる
- 05
締切の2〜3か月前までの初回受験を目安にする
日本の大学出願でどの程度を目指すか
| 大学・方式 | 公表内容 |
|---|---|
| ICU ELBA 2027 | 最低4.5(旧尺度79) |
| ICU ELBA 2028以降 | 最低5.0(旧尺度95)。一定の英語教育歴等による免除条件あり |
| 早稲田SILS | 最低点なし。公式データではcompetitive applicantsの目安が5.0/旧95以上 |
| 慶應PEARL | 提出必須だがcut-offなし。SATまたはIB等も含む総合審査 |
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実務上は、4.5/旧80台を「提出できる可能性が広がる水準」、5.0/旧95前後を「英語学位・難関方式を検討しやすい水準」、5.5/旧107以上を「強い英語証明」として計画できます。ただし、これは合格保証ではありません。日本語小論文、学校成績、SAT、面接、活動歴等が中心になる方式もあります。
準備の優先順位
- 最初に公式サンプルを1回通し、4技能ごとの現在地を分けて把握する。
- Reading・Listeningは新しい適応型の問題に慣れ、正解の根拠を言葉にする。
- Writingは文法だけでなく、目的に合わせて要点を整理し、短時間で明確に書く。
- Speakingは台本暗記ではなく、聞いた内容を処理し、自然な速度で明瞭に答える。
- 再受験を想定する場合も、大学がMyBestを受け付けるか、単一回のみかを先に確認する。
出典・確認資料
確認日:2026年10月29日。古い年度の資料はその旨を明記しています。